下記の2枚の写真は、バッテリー駆動試験に用いたデバイスである。詳細は、WiFi試験のブログ「バッテリー駆動の限界を見極める」の最終章「バッテリー駆動試験結果(後編)」を参照して欲しい。


以下は、10秒スリープと30秒スリープのTeraTerm画面コピーである。3台のデバイスを接続し、No.1のみがバッテリー駆動。No.2は不使用である。10秒スリープで75時間50分47秒、30秒スリープで131時間43分13秒という結果になった。


BluetoothとWiFiの比較を掲載する。プロトコル時間とは、WiFi試験と同様に、動作時間を示している。駆動時間(秒)をブート回数で割り、スリープ時間(秒)を引いた計算結果である。
| スリープ(秒) | 通信方式 | ブート回数 | 駆動時間 (日時分) |
プロトコル時間 (秒) |
| 10 | Bluetooth | 21970 | 3日03時間51分 | 2.43 |
| WiFi | 41032 | 5日05時間37分 | 1.02 | |
| 30 | Bluetooth | 14851 | 5日11時間43分 | 1.93 |
| WiFi | 21674 | 7日18時間59分 | 0.89 |
この結果から、電力消費の観点ではBluetoothよりもWiFiのほうが有利であることが分かった。その理由は、プロトコル時間の大きな差である。
WiFiのセンサデバイスは、起動後にサーバーへの接続要求を出す。一方のBluetoothは、起動後にサーバー(マスター)からの接続要求を待つ、すなわち「発見」してもらう。この方式の違いが、プロトコル時間の差になっている。ただし、WiFiの連続駆動試験は、センサデバイスが1台のみであった。台数を増やしていくと、サーバーの応答が遅れてプロトコル時間は増加していくだろう。
また、Bluetoothのプロトコル時間は、10秒スリープで2.43秒、30秒スリープで1.93秒と0.5秒の差が出た。これは、試験に用いた3台のデバイスの起動タイミングが、スリープ時間が短いほど合致し、マスターの発見が遅れることによると考えられる。